Windowsでサーバを立てたいという人は結構いると思いますが、サーバOSを個人で入手するのはなかなか難しいと思います。そこでWindows 2000 ProfessionalならIISもあり勉強程度なら結構なことができるので使ってるという人は多いと思います。今回はサーバでは重要な時刻同期(ntp)サーバをWindows 2000 Professionalで構築してみました。クライアントPCから同期をとりに行くこともできます。
1. コマンドプロンプトよりnet timeコマンドを使って同期をとるntpサーバを登録する。
今回はMicrosoft社のntpサーバを登録します。
C:\>net time /setsntp:time.windows.com ←ntpサーバの登録
C:\>net time /querysntp ←ntpサーバが登録されたことを確認
現在の SNTP 値:time.windows.com ←登録したntpサーバが表示される
2. ntpサーバとして動作させるためにレジストリを変更する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\W32Time\Parametersにある
エントリ名LocalNTPのデータを0から1に変更します。
3. サービスのw32time(Windows Time)を起動する。
[スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントして [コントロールパネル] をクリックします。
[管理ツール] をダブルクリックし、[サービス] をダブルクリックします。サービスの一覧から
[Windows Time] をダブルクリックします。 [全般タブ] の[スタートアップの 種類] のプルダウン
から[自動] を選択し、[サービスの状態]から開始をクリックします。
これでntpサーバの起動しました。再起動後も自動で起動します。
次は正常に動いているか検証します。
4. netstatコマンドでサービスが動いているか確認。
コマンドプロンプトからnetstat -anp udpと入力します。以下の一行が出てくれば問題なく
起動しています。(ntpのサービスはUDPのポート123で起動してます。IPアドレスは環境により
異なります。)
UDP 192.168.0.1:123 *:*
以上でクライアントPCから同期をとりに行くことも可能です。FWを使用している場合はUDPポート
123の開放が必要です。
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